話題：「おくやみ（仮）」
（パチパチパチパチパチパチ……）
のすり：8月の、えー……。
南帆子：（すかさず）24。
のすり：そう（笑）24・25・26日。
南帆子：やります。
（パチパチパチパチパチパチ……）
のすり：えーと、現状出せる情報として。出演が、佐藤彩乃さん、阿部未和さん。と、うちから南帆子。女三人芝居です。
南帆子：はい。女がわちゃわちゃと。
のすり：そうそう。わちゃわちゃ。でね、4月に顔合わせをしたんですよね。
南帆子：そう、私が佐藤さんと阿部さんとは、全く面識がございませんでしたので。
のすり：そうなんですよ。行ったね。チーズ。
南帆子：チーズフォンデュ食いに。
のすり：行ったね。美味しかった。
南帆子：美味しかったです。量多かったけどね、あそこ。
のすり：多かった（笑）
南帆子：すんげぇ量多かった。なんかそのコースがさ、全部チーズだったんだよね。
のすり：本当にチーズだったね。カプレーゼから出てきて。
南帆子：その次チーズフライみたいな出てきて。で、チーズフォンデュが出てきて。あの、チーズフォンデュの具？ ってさ、オシャレな小さいお皿にちょこちょこって盛られてるのが多いじゃん。あれすごいドーンと出て来たよね。
のすり：そう大皿でドカーンって。パンとかブロッコリーとかウィンナーとか根菜とか。
南帆子：「お、多いぞ……！？」みたいな（笑）
のすり：チーズフォンデュがメインのコースだったから。その時点でもう、結構充実感だわーってね。
南帆子：もういいわー美味しかったわーって。
のすり：思ったらその後に……ピザが出て来てさ。
南帆子：そうピザ（笑）
のすり：「おう！ ピザか！」
南帆子：しかもクワトロフォロマージュ。
のすり：チーズの上にはちみつかけるヤツ……。
南帆子：そうそう。もうチーズだらけのピザ。
のすり：美味いんだけどね……。
南帆子：もうね……。
のすり：「まだお前がいたのか……！」
南帆子：食ったね。
のすり：で、最後に、アップルパイ。あれアップルパイ？
南帆子：かな？ たぶん。デザートがね。
のすり：パンパンになりながら顔合わせしました。
南帆子：美味しかった。
佐藤彩乃と阿部未和と
のすり：私はもう、佐藤彩乃と阿部未和は、ヤックス*1からの繋がりなんですけど。割ともう長い付き合いなんですよ。
南帆子：だって、「橋田」って呼ばれてたよね。*2
のすり：橋田時代からなので（笑）佐藤彩乃は南帆子といい勝負かも知れない。阿部ちゃんはね、3～4年くらいの付き合いなのかな。2人ともちょこちょこヤックスで顔合わせるメンバーっていう感じ。
南帆子：まあ、今回鐸木さんがキャスティングしたじゃないですか、私以外のお二人を。そのキャスティングの肝になった部分と言うか。鐸木さんから見て、佐藤さんと阿部さんはどんな役者さんなんですか？
のすり：あのね、ヤックスっていつもこう、熱量のすごい芝居が多くて。「うわー！」「ぎゃー！」って感じで役者やってる二人を結構見てきたんだけど。京央惨事は基本的に会話じゃないですか。「わー！」「ぎゃー！」っていうよか、テンションの低いところでぼそぼそやる方なので。だから、低いところで芝居してる二人が見たいなって思ってた。
南帆子：ほー。
のすり：二人ってそんなに普段の生活から熱量があるタイプではないんですよ（笑）割と波長が合うタイプだと勝手に思ってて。見てて、普段の、居る感じがね、すごい面白かったりとか良かったりするんで。その感じを京央惨事で引っ張って来れないかなと。すごい客演するタイプでもないし、あんまりヤックス以外の舞台で見る機会が少なかったので。なんか、違う面を見たいなっていう興味があったから、誘ってみた。
会ってみてどうでした？
南帆子：印象としては……阿部さんは、妹っぽいキャラ、っていうのかな。こう、元気というか。明るくて、屈託ない感じ？
のすり：朗らかだよね。
南帆子：そう、朗らかな。
のすり：あべはね、すごい朗らかなの。
南帆子：佐藤さんは……年上かな？ みたいな。
のすり：あー、大人っぽいんだよね。
のすり：年下なんですよね、二人とも。
南帆子：二人とも年下なんだよね。
のすり：やーの（佐藤彩乃）は本当に、私が大学生の頃初見だったんだけど、その時は高校生で。出会った時から大人っぽかった。背が高くて。
南帆子：そうそう、スッとしてて。見た目がすごい、お姉さまっぽい見た目で。こう、美人系の雰囲気を纏っていらっしゃるじゃないですか。私はまだそんな、付き合いもないし、一回しかお会いしたことないんだけど。なんか佐藤さんは、なんか掘り下げるとすごい、こう、掘っちゃいけないものが出て来そうな感じがする
のすり：何それ（笑）
南帆子：何だろう（笑）
のすり：ミステリアスな部分がある？
南帆子：そうそう、ミステリアス。こう、見た目はすごいミステリアスな雰囲気あるけど、話してみると気さくな人柄で。「お？ これ以上手を入れていいのか……？」みたいな、ところがある気がする（笑）なんか面白い。魅力的ですね。
のすり：なんかね、面白い二人だなって。あの二人すごい普段仲良いのめっちゃ。
南帆子：仲良かったね。
のすり：だからね、その感じもね。どうにか……なんないかなって。
南帆子：（笑）
のすり：どうにかこう、ごちゃごちゃってなんないかなって。良い意味でね。
南帆子：良い意味でね。
のすり：なんか出来ないかなーと、思った。ていうかさ、あの会さ。
南帆子：はい。
のすり：なんかこう、初対面なのに、みんなで南帆子の悩みを聞くっていう会になってたよね（笑）
南帆子：（笑）
のすり：最初はちょろちょろっと世間話的な「こんなことがあってさー」ってご飯食べながら話してて。そしたら気付いたら、南帆子の悩み相談コーナーになってて。
南帆子：そうそう。「私どうしたらいいと思う……？」みたいな。
のすり：「初対面だぞ？」と思いつつ。
南帆子：私も思いながら。
のすり：でもちゃんとアドバイスをくれたね。
南帆子：くれた。下さいましたね。私一番印象に残ってるのが。その、私の悩み相談に対して、鐸木さんがちょっと、説教モードになったじゃないですか。
のすり：うん（笑）
南帆子：「だからこれはこうでこうなんだから、あんたがああでこうで……」みたいな感じになった時に。佐藤さんが「京央惨事って、基本的に南帆子さんが橋田に怒られてるの？」って。
二 人：（爆笑）
南帆子：「そういう関係なの？」って言われて、「いや逆の時もあります」って（笑）
のすり：そこは臨機応変ですから。
南帆子：「私が鐸木を怒る時もあります」
のすり：顔合わせで、2～3時間くらいだったんだけどね。関係性やら色んなものがね。バレた。
南帆子：バレた。
のすり：早くもバレた。まあ、ある意味手っ取り早い会ではあったね……。もうなんか。
南帆子：もうもうもう。
のすり：ダメなところ全部出した。
二 人：（爆笑）
南帆子：まあまあまあ。
のすり：それで幻滅してくれてないことを祈ります。
南帆子：祈ります。……すみませんでした（笑） 楽しみですね、今から。
のすり：ね。どうなるんだろう。
南帆子：稽古が始まるのがすごく楽しみです。脚本が上がるのも楽しみにしてます。
のすり：が、がんばります……。
南帆子：（笑）
のすり：その会の時にね、「この日までに上げろ」と花岡さんから決められましたんで。
南帆子：「上げろ」って。
のすり：「はいわかりました！」って。〆切がないとね、書かないんですよ……。
南帆子：何事にも〆切は大事。
のすり：ないとダメですね。
南帆子：ま、楽しみにしております。
のすり：がんばります……。
劇場のこと
南帆子：今日、小屋の内見も行って来ましたしね。
のすり：内見してきたね。
南帆子：してきた。小屋の名前は、もう言っていいんですか？
のすり：東中野バニラスタジオです。
（パチパチパチパチパチパチ……）
のすり：バニラさん良かったね。
南帆子：良かった。
のすり：今回、実は舞台が360度です。
南帆子：アクトスペース（役者が芝居するスペース）を、ぐるっと客席で囲むんですよ。あの、内見に行ったときにも、ちょっと客席並べさせてもらって、ここがアクトスペースでこうやって見てもらって……ってやってたら、小屋主さんに「覗き穴みたいだね」って（笑）
のすり：見せ物感。
南帆子：そう、見せ物感がすごい。
のすり：客席から覗き込む感覚に、したいなって。役者と客席の距離は結構近いね。
南帆子：うん、近いねあれね。
のすり：近いところで観れますよ。
南帆子：そこで女三人がね、どんなドラマを創り上げるのか。
のすり：ドラマをね（笑）
南帆子：あと、照明綺麗だった。
のすり：照明ね！ 照明も色々いじらせてもらったりしましたけど。
南帆子：あの、壁がね。真っ白なんですよね、床も。
のすり：そうそう、壁が白くて。光が映える空間。影とかね。
南帆子：影面白かったね。
のすり：影が良いね。
のすり：それをこれからどうやって、
南帆子：活かせるのか。
のすり：そう、今回、音響・照明はワタクシがやりますので……。
南帆子：はい。また。*3
のすり：またやります（笑）
南帆子：無駄な汗とかかかせないでね。*4
のすり：恐らく小屋入り後一番ヤバいの私だからね。みんな稽古終わったけど、これから私が稽古が始まるみたいな感じなんで。
南帆子：でそんな時に、私がまたいそいそと、「ねえねえボケ考えたー」っつってさ。
のすり：「ふざけんな！ 去れ！」*5
南帆子：（爆笑）
のすり：いっぱいいっぱいなんだよ……！
南帆子：ね（笑）
のすり：京央惨事は人手がありませんので、出来るところは私がやりますよ。
南帆子：お願いします。
のすり：ミスらないように祈っていて下さい。
南帆子：祈ってるね。
のすり：祈ってて。
そんなわけで、
本日からチケット発売開始！
はじめに申し上げておきますと葬式の話ではありません。
誰もしんでいませんし、これから誰もしにません。
ひとがひとりいなくなる。ただそれだけの話。
いるはずだった人がいなくなってしまった三人の女のお話です。
（作演より）
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京央惨事スタジオ公演
「おくやみ（仮）」
作・演出
鐸木 のすり（京央惨事）
出演
花岡 南帆子（京央惨事）
阿部 未和
佐藤 彩乃
会場
東中野バニラスタジオ
東京都中野区東中野1-14-27 MRビルB1
公演日程
2018年8月24日～26日
24日 18：00／20：30
25日 13：00／17：30／20：00
26日 14：00／19：00
※受付・開場開始は開演の30分前です
※上演は約60分を予定しています。
チケット料金
前売・当日 2000円
ご予約はこちらから
京央惨事ＨＰ
https://keiosanji.wixsite.com/ko3z
京央惨事Twitter（随時更新中）
話題：初・単独スタジオ公演やります ＊終わり
↓下記、脚注↓
