お悩み：「現在、好きな方がいます」
ついに、来たか――
今回はお便りからご紹介です。
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こんにちわ 鐸木さま・花岡さま
京央惨事のコラムを毎回楽しみにしております。
この間のコラムを読んでいて相談するならばこの2人だ！と感じましたので
お二人の軽快な談義で話題に入れて欲しい相談があります。
ワタシおはぎ好き(粒あん派)は男性です。
現在、好きな方がいます。
もちろん女性です。(…じゃない方が話が盛り上がりそうですが)
その方とはこの4ヶ月で3回ほど一緒に出掛けております。
もちろんこちらから声を掛けさせて貰ってです。
お2人にも関係がある【観劇】にお誘いして出掛けております。(※お芝居の内容はお2人には関係ないです)
相手の方はこちらに気があるかないか
それを気付いているのかはわかりません。
女性は 気のない人とでも2人きりで出掛けられますか？
特定の彼氏がいる場合でも出掛けられますか？ ※第1の問い
少なからず私生活でも【お芝居】をされるかと思うのですが。女性はどんな【お芝居】をするのでしょうか？ ※第2の問い
私が今好意を抱いている女性も舞台・演劇の関係者でステージに立つ事もある方です。
いつも笑顔で可愛くて、趣味については100％合うと言うことはないのですが、食の趣味は基本合います。
ただ連絡に関しては返信がかなり遅いです。
この遅いと言う所から嫌われてる、眼中になく、望みもないと思ってしまってます。
でも必ず返信はくれるので、待つのが嫌いなわけではないので気長に待ってます。
元々その様な筆不精な人なのかもまだわからないので。
先日、3回目のお出かけの際に想いは伝えようかな？と思っていたのですが相手の体調が途中崩れてしまい、自宅側の駅まで都内から送って行き、結果伝えられないまま。
どちらかと言えば私は顔の良くない方です。
今までも10人ほどお付き合いをした事はありますが、こちらからのはフラれてばかりで言われて付き合う事が多く
想いの伝え方やタイミングが未だにわかりません。
今回はタイミングを見逃してしまいました。
そして、この方とは別にもう1人の女性と遊ぶ事があり、先方からお誘いを受けて、こちらからもお誘いして、毎日メールのやり取りを返して来てくれる方がいます。
ただその方とは食の趣味は全く合いません。
でも毎日連絡をして来てくれる事に関しては心が揺らいでしまう事もあります。
女性って 連絡を取り合ったりLINEなどを毎日やり取りする事は 何かしらの想いがあるからなのでしょうか？
また連絡をなかなか返さないのは やはりその様な感情は全く持ってないからなのでしょうか？ ※第3の問い
なんか色々書きましたが
男女が付き合う
このタイミングやきっかけがわからなくなってるので、お2人の恋愛から何か教えていただけたらと思っております。 ※ざっくりとした第4の問い
では今後も京央惨事お2人の
軽妙な会話談義コラムを楽しみにしております。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
のすり：えー、おはぎ好き（粒あん派）さんから恋愛相談いただきました！
南帆子：はい。ありがとうございます。
のすり：ありがとうございます。さて……。じゃあせっかくなので“第１の問”から順々に行きましょうか。
南帆子：はーい。
問１『女性は気のない人とでも二人きりで出かけられますか？
特定の彼氏がいる場合でも出かけられますか？』
のすり：どうですか？ 気のない人とでも出かけられる？
南帆子：私出かけられる人です。
のすり：出かけられますか。
南帆子：むしろあの、鐸木さんの方が出かけるじゃないですか。
のすり：私、男友達の方が多いっていうのはありますね。
南帆子：私はそんなに不特定多数の男性と付き合わないので。
のすり：別に不特定多数の男性とお付き合いはしてないです！
南帆子：(笑)
のすり：すごいなんか語弊が(笑)
南帆子：違うんですよ。鐸木さんは男性と仲良くなるのが上手いじゃないですか。
のすり：話しやすいんですよね。
南帆子：私はすごい苦手なので、男性と仲良くなるってことが。でも仲良くなれると、逆にそんな私でも仲良くなれるくらいの男性なので、めっちゃ仲良くなるんですよ。だから出かけられますね。
のすり：ふんふん。
南帆子：『特定の彼氏がいる場合でも出かけられますか？』
のすり：それは（出かける相手に対し）気がない場合は。気があったらダメじゃない？
南帆子：気がなければ行けると。
のすり：気がなければそりゃ友達だから。別に何か、何するわけでもなし。
南帆子：まあ私も行くんですけど。
のすり：ほらあ(笑)
南帆子：でも私の場合は、彼氏以外で二人きりで出かけられる男性なんて、本当この世に2～3人くらいなんですよ。なんか……鐸木さんの場合は本当にいっぱいいるから。
のすり：いっぱいいねぇよ！(笑)
南帆子：私の倍以上はいるじゃん。
のすり：2～3人の倍だから10人もいないってことだよ。
南帆子：「10人もいない」……！？
のすり：だからなんて言うんだえーーーと。
南帆子：まあでもまあ、『友達だから』って理由だよね。
のすり：そう、友達だから。もし特定の男性がいる中で、「あ、この人とはヤバイ」って思ったら、行かないです。距離を置いてます。
南帆子：（挙手）あ、はい、あの。
のすり：はいどうぞ。
南帆子：あの。まずまず特定の彼氏がいるのにそういうことがあるような予感がある男性がいるってことですか？
のすり：……いやないですよ！
南帆子：(爆笑)
のすり：ないですないですけど！ なんかさ、いや、なんて言えば……でもさ「もし万が一彼氏がいなかったら有り得るかもな」って人っていない？
南帆子：私に聞く？ それ(笑)
のすり：だから、友人とは出かけるけど、「二人きりで出かけるってことに意味が出て来てしまうかも」って思ったら行かない。
南帆子：なるほどね。だから（異性でも）出かけられる人と出かけられない人がいますよってことですよね。
のすり：いなかったら行きますね。
南帆子：いなかったら、脈アリであれば逆に。行きますよね。
のすり：行きます行きます。
南帆子：はい。
のすり：となると、この方って……？
南帆子：お相手の女性に特定の彼氏っているの？
のすり：それが、分からない。ここで見る限りでは。
南帆子：分からないね。
のすり：一緒に出かけてるけどあっちに気がないかも知れないって話だよね？ ってなると、うーん……でも四か月で、三回出かけている……ラインを交換している……。
南帆子：ねえめっちゃ飛ぶよ？
のすり：ほ。とりあえず、次の問い行きますか。
南帆子：次。
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問２『少なからず私生活でもお芝居をされていると思うんですが、
女性はどんなお芝居をするのでしょうか』
南帆子：私これさ、考えたんだけど。あのさ、男性は、ちょっと分からないかも知れないけど。女性ならたぶん分かると思うんですけど。馬鹿のふりしませんか。
のすり：馬鹿のふり。
南帆子：言葉を選ばずに言うなら『馬鹿のふり』。
のすり：それは男性に対して下手に出るってこと？ 男性を立てるってこと？
南帆子：いや、あの、なんか。なんて言えばいいんだろうね、この感覚は。
のすり：例えば、男性が「ここ美味しんだよー」ってお店を紹介してくれた。でも実はそのお店を知ってて、知ってても「えー知らない。初めて来たー」っていうふりをする。っていうのは『馬鹿のふり？』
南帆子：それも、あるし。「そんなこと知ってるあなたすごい」「私にはその考えなかった」とかっていうのを、わざとやってるときがあるなって思うんですよ。本当に知らなくても、ちょっと盛って知らなかったふり。
のすり：はいはい。
南帆子：あと、思ったのが。あの、男性から明らかにさ、好意を……向けられているとき。その瞬間あるじゃないですか。その時に「私はそれに気づいてないよ」っていうふり。
のすり：あるかも知れない(笑) それは、強がりじゃなく？
南帆子：強がりなのこれ。強がるつもりではやってないんだよね。
のすり：でも確かに、「いや、これ、ガンガン来てる感じあるけど、いやーまさかまさかそんなわけないよな」っていうのはある。
南帆子：それはたぶん、単純に鐸木さんが鈍い。
のすり：鈍……。
南帆子：私は「あ、来てるな」って思っても分からないふりをする時が。
のすり：それはどういう風になるの？
南帆子：なんかその「あ、これアプローチ？」って思っても、もうちょっと様子を見ようみたいな。だから……ずるいなって自分でも思うのは、私は手出しをされるのを待ってるので。自分から行けないんですよ……。
のすり：ああ(笑)
南帆子：だから、えー。例えば、良いなと思ってる人と会っていて終電を逃しました。
「あ、いいですいいです、漫喫とか行きます。大丈夫です、帰って下さい」
「いやそんな残して帰れないよ、俺の家来る？」
「いや申し訳ないです」
「いや女の子一人にさせられないから」
「でも……」
「もうそんな、そんなことはないからおいでよ」
って……もうこの時点であるじゃんか。
のすり：ハイハイ(笑) もうもう「家来いよ」って言ってるから。
南帆子：でも家に行って本当にないかも知れないじゃん？
のすり：(笑)
南帆子：そこを見極めるために家に行くんですよ。
のすり：あーなるほどね。明確な手出しが来るまで分からないふりを？
南帆子：そう。だからその、単純に……あの、ド直球に言ってくれた方が私は楽ですね。
のすり：ってことは、まあ要するに、分からないふりをするけど、でもそれは必ずしも嫌だから分からないふりをしているわけではなくて「よし、来い！ 来い！」っていう。
南帆子：そうそうそう(笑) その、釣り糸を垂らしている。「これくらいじゃ分からない……これくらいじゃ分からない……これくらいじゃ分からない……来いよ」っていう。
のすり：（爆笑）
南帆子：釣り糸を垂らしているこの状態の時にお芝居をすると思うんですよ、女性って。
のすり：なるほどね。
南帆子：恋愛してるときが一番お芝居がかってると思うけどね。
のすり：まあね。それは思うね(笑)
南帆子：他に、お芝居ありますか？
のすり：盛るとかはあるかも知れない。その人の好きな感じに寄せようとする、っていうのはあるかも。
南帆子：あ、これは好きな人の前に限定されずだけど。あの、ピエロになっちゃうときは、ありますよ。
のすり：ピエロ？
南帆子：や、あのね……笑わせなきゃって思っちゃう。別にたぶん、その役割って私じゃないと思うんだけど、「自分がサービスしなきゃ！」って思っちゃうときがある。嫌われたくないから。そういう時はなんか、わざと馬鹿なことをやったりとか。わざと変なことを言ったりとか。
のすり：しちゃうんだ。
南帆子：ってときはありますけどね
のすり：お芝居っていうか……私、本当に気がある人に対して喋れないんですよ。正直、その気のない人の方がワーって喋れちゃうんだよね。
南帆子：素を見せれないってこと？
のすり：なんか緊張しちゃって、喋れない。さっきの逆だけど、私は好きな人に対して興味ないふりしてしまったことがある。好きなのに「別に興味ないけど」みたいな感じで、スーッと通り過ぎて行くとか(笑)
南帆子：え、誰それ。
のすり：いや、私、高校とか大学時代くらいの時。ちょっとなんか、いいなって人がいたときに。その時、人見知りが最盛期だったから。
南帆子：それは恋愛感情として「いいな」って思ってたの？
のすり：それを言われると……。まあでも、すごい、親しくしてくれる人がいて。私結構……好きになっちゃうのはすぐなんですよ。
南帆子：知ってます。
のすり：そういう人に対して、あんまり好き好き言うと嫌がられるって思ったから。「別に好きじゃないけど（ツーン）」みたいな感じで(笑)
南帆子：ツンデレかよ。
のすり：だからね、分からないんですよ女って。好きな人に対して、「ツーン」てする場合もあれば、ピエロになってしまうっていう時もあるんですよね。
南帆子：そうそうそう。本当にその人の性格によるというか。女性側の性格にもよるし、その女性が好きになった男性側の性格にもよるんですよ。人によって態度を変えるのが女です。
のすり：恋愛に関してはね。
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問３『連絡を取り合ったり、LINEなどを毎日やり取りすることは、
何かしらの思いがあるからなのでしょうか。
また返信をなかなか返さないのは、
そのような感情が全く持ってないからなのでしょうか』
のすり：即レスをするか、遅らせるか、どっちですか？
南帆子：私別に好きな人とか関係なく、気付いたら即レスなんですよ。別にそこはお芝居しない。既読にしといて、焦らして30分後くらいに「あ、ごめん今気づいた」とかそういうのは。
のすり：(笑)
南帆子：「あ、来てる」って気付いたら、返しますね。逆に本当に興味ない人には返さない。気付いても気付かなくても、返さないです。
のすり：はっきりしてる。でもこのお相手の女性は返してくれるんだよね？ どうやら。
南帆子：返してくれるのであれば、単純に筆不精なだけなのかなって思いますけどね。
のすり：そうだね。なんかね、LINEの内容にもよるんだよね。一行二行のメッセージだったら、ポンって返せるんだけど。例えばすごい長い文章の人いるじゃん。
南帆子：私のことか。
のすり：お手紙のようにLINEを綴る人。そういう人に対してはポンって返せないから、やっぱ遅レスにはなるよね。
南帆子：そうね。
のすり：こう、悩んで悩んで悩んで遅れるって場合もある。私結構ね、文章に関してはすげー悩んじゃうんで「どう返したらいいんだろうか」って。そういう時には遅れますね。でも逆に、何の気兼ねない人にはポンって即レスしちゃう。っていう性質。
南帆子：なんかさ、ちょっとこの間、何かのコラムで読んだんですけど。男性って無意味なLINEってあまり出来ないらしいんですよ。女性の方が「おはよー」て男性に送ったとするじゃん？ 男性は「おはよー……？」 ってなるらしいんですよ。
のすり：何の「おはよー」だよ、みたいな。
南帆子：そうそう。男性の場合には、女性から「おはよー」って来たら「何を求めてるの？」ってなるんだって。だからその、LINEの内容で男女差というか。男性は返信しにくいけど女性は返信しやすいLINEがある。それが逆になっちゃうときもあるんじゃないかなって。
のすり：うんうん。
南帆子：女性だったら「このくらいのLINEだったらすぐ返してくれるでしょ？」って思う内容に対して、男性は「このLINEに返事する意味ある？」。逆に、男性が「それだけの意味のあるLINE」を送ったことに対して、女性は「あ、ちゃんと返さなきゃ」って思う人だったらまあ、遅レスになるだろうし。そこで「え、こんなLINE興味ないし」って思った人は、返信しないか、適当に返すだろうし。
のすり：人それぞれだね。
南帆子：というか、毎日LINEのやり取り出来るなんて付き合う前じゃない？ そのときめきって、どんどん無くなっていくよね。ある意味、楽しい時期だと思う。
のすり：私、付き合った後の方が毎日LINEしてるかも知れない。
南帆子：ハイ、人それぞれでーす(笑)
のすり：でもさ、このおはぎさんの文面を読んでる限り、あくまで私の偏見だけど、想いが強い人だと思うわけ。文章をすごいちゃんと書く人って言うか。ちゃんと綴って送る人だと思うんだけど。そういう強い想いのメッセージに対してさ、ちゃんと返してくれる女性は、すごい人が良さそうというか、寄り添ってくれる人な感じはしますね。
＊＊＊＊＊＊＊＊
問４『男女が付き合う
このタイミングやきっかけがわからなくなっているので、
お二人の恋愛から何か教えて頂ければと思います』
のすり：お二人の恋愛もクソもないですが(笑)
南帆子：あのさ、問４行く前に言っていい？ ちょっとその前の文章で……。
『今までも10人ほどお付き合いをした事はありますが、
こちらからのはフラれてばかりで言われて付き合う事が多く
想いの伝え方やタイミングが未だにわかりません』
南帆子：うちら10人も付き合ってないからね！？
のすり：付き合ってないです(笑) 遥かに超えてる、おはぎさん。
南帆子：あと、その前の文章に書いてある、あの
『どちらかと言えば私は顔の良くない方です』
南帆子：マジでそこは関係ない。
のすり：関係ないね。
南帆子：だからたぶん、おはぎさん、性格イケメンなんじゃない？
のすり：そう、それは絶対そうだよ！ じゃなきゃ10人も付き合えないし。
南帆子：天性の女性に優しい気質なのか。でもフラれるばかりってことは「優しすぎる」ところがあるのかな？ って。
のすり：あー。これ非常に厄介なんですけど……「優しすぎるとちょっと……」って女は多いよね。
南帆子：多い。
のすり：あまりにも自分の意見、自分のわがままを聞いてくれ過ぎるのって、実はいいことのように見えて、「え、そんな受け入れちゃうの？」みたいな。
南帆子：ちょっと叱られたい願望あるじゃん。丸め込まれたい、というか。
のすり：あるね。
南帆子：よく鐸木さんも言ってますが「論破して欲しい」
のすり：そ。論破されたい。
南帆子：でもそれって結局、男性側の価値観を聞きたいんですよね。例えば「私はこう思う。こうしたいし、こういうこと思ってる」っていうことに対して「いや俺は、」って反論して欲しいんですよ。自分の価値観とか、自分の哲学とか、自分を持ってて欲しい。自分の生き方っていうものを、それに沿って生きていて欲しい。から、その人の考えが聞きたい。
のすり：自分を持ってる、は大事だね。
南帆子：あの、関係性として、私は対等でいたいから。女性のわがままを全部男性が「あーそうだねそうだね。うん分かる分かる」ってなっちゃうと女性優位になっちゃうわけ。でもその逆も然りで。男性が「これはこうしてあれはどうしてこうしろああしろ」って言って来たことに対して女性が「はいそうですね、はい分かりました」って言ってたら男性優位になっちゃうでしょ？ じゃなくて対等にいたいから。私の意見に対して自分の意見を返してほしい。
のすり：うんうん。
南帆子：だから男性の意見に対しても私は意見を返したいんだけど、その場で言葉がパッて思い付かないことがあるから後で長文LINEを送り付けたりとかする(笑)
のすり：それはそれで非常に困るんですよね！
南帆子：でもたまにさ、その、ちょっとお芝居の話に戻っちゃうかもしれないけどさ。女性ってわざとわがまま言う時ありませんか？ ちょっと試してるときが、あって。
のすり：ああー。私、話しててあまりにも「そうだねそうだね」しか言わない人に対しては、やったことある。「じゃあこれ言ったらどう出る！？」みたいな。
南帆子：そこで、男性が打っても打っても鳴らない鐘になってしまうと……。優しすぎてね。
のすり：スポンジすぎてね。全部吸収していくじゃないかってね。不安になる(笑)
南帆子：それだと逆に、「あ、この人はやめておこう」ってなっちゃうんです。私は。
のすり：じゃあ、もしかしたら。おはぎさん、尽くし過ぎていませんか？
南帆子：そうそう。女性に対して全部にイエスマンになりすぎていませんか？ っていうのは、ちょっと思った。
のすり：でもね、おはぎさんすごく人が良い感じに見えるんだよね。だとしたらたぶん、おはぎさん付き合ったら、女性優位になるパターンが多いのではないかと。だったら、もう少し対等に話が出来る女性とお付き合いした方がもしかしたら続くかもしれないね。
南帆子：うん。
のすり：ってなると、年下とかが良い？
南帆子：歳は関係ないんじゃない？ 思ったのは、その、おはぎさんに負けないくらいお優しい女性が良いのではと。優しさが均等な対等な女性くらいの方が。おはぎさんが尽くすんじゃなくて、おはぎさんに尽くすその態度も、おはぎさんと同等くらい尽くしてくれる、というか。
のすり：あ、そうかも。持ちつ持たれつ。
南帆子：尊重し合える仲っていうのはやっぱ。どんなカップルにも必要だと思いますので。
のすり：そしたらすごい、なんか、長く続きそうな。いい関係になりそうな感じするね。
南帆子：そういう人を選べば、そうなる気が。
のすり：ハイ。まあ、あくまで、うちらのオススメするならコレです、って話なんだけど。で、問題は今、ですよね。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
のすり：……今どういう状況なんだ？
＊少しおさらい＊
『私が今好意を抱いている女性も
舞台・演劇の関係者でステージに立つ事もある方です。
いつも笑顔で可愛くて、
趣味については100％合うと言うことはないのですが、
食の趣味は基本合います。
ただ連絡に関しては返信がかなり遅いです。
この遅いと言う所から
嫌われてる、眼中になく、望みもないと思ってしまってます。
でも必ず返信はくれるので、
待つのが嫌いなわけではないので気長に待ってます。
元々その様な筆不精な人なのかもまだわからないので。
先日3回目のお出かけの際に
想いは伝えようかな？ と思っていたのですが、
相手の体調が途中崩れてしまい、自宅側の駅まで都内から送って行き、
結果伝えられないまま。
どちらかと言えば私は顔の良くない方です。
今までも10人ほどお付き合いをした事はありますが、
こちらからのはフラれてばかりで言われて付き合う事が多く
想いの伝え方やタイミングが未だにわかりません。
今回はタイミングを見逃してしまいました。
そして、この方とは別にもう1人の女性と遊ぶ事があり、
先方からお誘いを受けて、こちらからもお誘いして、
毎日メールのやり取りを返して来てくれる方がいます。
ただその方とは食の趣味は全く合いません。
でも毎日連絡をして来てくれる事に関しては
心が揺らいでしまう事もあります。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
南帆子：あ、これさ、毎日連絡してくる人にはさ、興味がないんだ？
のすり：あ……！ そうかそうかだから。
南帆子：好きな人はLINEを返してはくれるけど返事は遅い。ただもう片方の女性は興味ないけど返事が早い。
のすり：でもなんかこう、即レスの女性の方が合うのではないかと、思っちゃうんだけど私。好きな人はいるかも知れないけど、実際に上手く行きそうな感じするのは、毎日LINEくれてる人なんじゃないか……と。
南帆子：え、私逆なんだけど。
のすり：うそ。
南帆子：だって毎日LINE来るってことは、言葉を選ばないでもLINEのやり取り出来るってことでしょ？ そういう女性の方が、付き合ったときに付け上がると思う。
のすり：うーん。これ構図としては、おはぎさんのことを好きな女性がいるってことでしょ？ 「あっちからも求めてる」「おはぎさんも毎日のLINEは苦じゃない」ってことはさ、これ性格は合うってことじゃないの？
南帆子：食の趣味が全く合わないらしい。
のすり：食の趣味が合わないっていうのはキツイか……。えーと「言われて付き合うことが多く」ってことは、いつも女性から来るのか。あ、自分からアプローチして付き合ったことはあんまりないってこと？
南帆子：そうじゃない？
のすり：理解した。好きな人がいてアプローチしたいどうしようって思ってる所で、また向こうからガンガン来る女が現れて、って話か。
南帆子：だから、絶対そのパターンは、付き合ったときに女が付け上がるというか。おはぎさんが優しくなるパターンなんだって。だからおはぎさんが付き合いやすい女性っていうのは「女性優位になりやすい女性」なんだと思うんです。だからそこを変えなきゃ。
のすり：これ、流されて付き合って「やっぱ違った」ってなるパターンだ？
南帆子：そうそう。めっちゃ親近感でしょ(笑)
のすり：私も、自分から告白したことってあんまりないんですよ。で、今まで付き合った人って、大体あっちから好意を示してくれた人で。それに対して、どうも私が「ありがたいな」って思って「じゃあ付き合ってみましょう」みたいな感じが多いんですね。ってなると……最初はいいんだけど、段々その、想いの差が。やっぱね、開いちゃったんだよね私は。その差が耐え切れずに「ごめんなさい」ってパターンが非常に多い人生だった。
南帆子：そうだね。
のすり：逆にね、私が「好き」って思った人はほんと叶わない。あのね、私が好きになる人って私に興味ないんですよ大体。
南帆子：めっちゃ分かる、その現象。だから、ちょっとずるいなって本当に思う、自分でも。安全パイを取っちゃうから。
のすり：（うんうんうん）
南帆子：無言で頷くなよ(笑)
のすり：けどね、あの別にね、安パイ取ってもいいと思うの私は。相手に対して、その「好き」の感覚が同等であればいいんだよね。だから、相手のことを自分も「いいな」って思ってて、たまたまラッキーなことにあっちも「いいな」って思って来てるってことで受け入れるんだったら、それは長く続くはずです。ただ、もしその、相手の方がさ、自分より想いを飛び越えてしまっているのであれば、それは考えた方が良い。自分がその「相手が飛び越えてるところまで合わせに行けるのか」ってところまで考えてみて、ちょっとしんどいんだったらやめた方がいいと思います。
南帆子：経験から語る。
のすり：いや本当にもう、「付き合ってから好きになればいいや」って思ってると、マジで飛び越えられない。どんなに至れり尽せりでも全然響かない。
南帆子：マジで経験談だなお前。
のすり：でも本当に好きになった人っていうのは、あの……損得の感覚がなくなるっていうか。「損だからやらない」とか「得するからやる」とかじゃなくて、「やりたいからやる」って感じになってくる。だから、どんなに遠くに住んでいても会いにいっちゃう、とか。
南帆子：まあ分からなくもない。
のすり：「別に自分が不利益でも相手が喜べば」っていう発想が自然と生まれてくる人とは絶対に上手くいくはず。「交通費かかるから行くの面倒くせぇなー」みたいなのはね……。
南帆子：って女性側が思っていると、男性側が「じゃあ今日の交通費5000円ね」って出してくるんでしょ。
のすり：「だったら行こうかな」ってなる男性は絶対やめた方が良いと思います。
南帆子：(笑)
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
南帆子：あ、タイミングタイミング。きっかけ。
のすり：問４、付き合うきっかけだよね。
南帆子：全然違う話になっちゃった。
のすり：なっちゃったね。私本当にこの、付き合い始めるきっかけが本当に苦手なんですけど。うーん……なんか、なあなあで始まったパターンもあれば、「よし、今からです」ってパターンもある。その「今からです」ってパターンの方が絶対にいいと思う。
南帆子：じゃあその、「今からです」はどういう流れだったの？
のすり：それは、だから、ちゃんと「好きです」って言うとか。
南帆子：言ったことあるの？
のすり：自分から“ちゃんと”告白したことはないんだけど。なんだろ「意思確認」みたいな。
南帆子：うん。
のすり：これ“今”の話になっちゃうけど。「お互い好きだよなーこれ」ってお互いがなんか察知してて、そんな時にあっちから「俺は好きですけど、あなたはどうですか？」みたいなきっかけがあり、それで「私もですね」みたいな、意思確認をしたね。
南帆子：男女が付き合うタイミングは？
のすり：うーん、そうだな。
『その方とはこの4ヶ月で3回ほど一緒に出掛けております』
のすり：この段階で早いか遅いか、どうか。
南帆子：でも４か月でさ、二人きりで会ったのは３回くらいってことでしょ？ だったら、私は少ないと思いますよ。
のすり：もっとちゃんと会う期間があった方がいい？
南帆子：でもさたぶん、あのさ、うちらってさ。まあ、あなた方カップルもそうだけども。演劇の世界で始まる恋愛って、例えば一か月二か月の稽古期間があるとするじゃない？ その一か月二か月ってたぶん、普通の濃さじゃないんだよ。
のすり：確かに。濃密ではある。
南帆子：ものっすごい濃密なの。たぶん、芝居の稽古が週３～４回のペースで一か月～二か月経ったときって、他の方が週３～４回会うのを一年以上続けてるくらいの、濃密さがあるんですよね。
のすり：はいはい。
南帆子：勝手に距離縮まるじゃん。
のすり：縮まるね。ファミリーみたいな感じで動くから。
南帆子：そうそう。仲良くならざるを得ない。だからたぶん、うちらの感覚で話すと、出会って一か月二か月経ってんなら全然いいじゃん、ってなると思うんだけど。４か月で３回しか会ってないっていうのはたぶん、一般的に言えば少ない方だと思う。
のすり：だし、その相手との関係性にもよるとは思うんだけど。私、今まで付き合ってた人って、例えば同じサークルの先輩とか、職場の人とか。どこかに二人で出かけるよりも以前に、普通に日常で繋がりのある人で、たまたまもしくはようやく「飲みに行くか」「飯食いに行くか」で二人っきりで出かけるっていうのが二回、三回。っていうパターンで。
南帆子：その、二人で出かけるってこと以外の時間が、元々積み重なってたんだよね。
のすり：そうそう。だからそのパターンだったら、出かけて三回で告白はありっちゃありなんだけど。ただ、その何もない状態で三回だったら……まだ分からんぞ。
南帆子：もうちょっと様子見してもいいのかな、とは思うかな。
のすり：でも三回行ってるんだよなー。正直さ、私、とりあえずの付き合いだとしたら、一回食事行けばもうそれ以上は充分と思っちゃうから。連続で三回行ってるんだとしたら……脈なくなくないんじゃないか。
南帆子：日本語！(笑) そうねー……とある知り合いの女性の話をすると。その子は、早く結婚したかったんだって。で、出会ってお食事誘われて行って。五回目で、付き合いましょうってなって、付き合ったんだけど……。デートっていう名目でしか会わない人が、何回目のデートで何回目の食事で、ここがタイミングだっていうのは、回数じゃないとは思う。だから、距離感。
のすり：距離感。
南帆子：どんだけ回数重ねても、距離感縮まんない人っていると思うし。逆に一回二回くらいの食事でガッと距離感縮まる人もいるだろうし。
のすり：そうだね。だから、今ノってるぜ！ ってタイミングで行った方がいいね。今だぜ！ っていうタイミング。絶対あると思うんだよね。
南帆子：あると思う。
のすり：本当になんか、ノってる時を逃しちゃうと、なあなあになっちゃうっていうか。「もう会わなくてもいいかな……」って感じになってくるから。……おはぎさんは今もうノリ逃したぜって感じ？
南帆子：「タイミングを見逃してしまいました」って。
のすり：その期間から今どのくらいなんだろうね……。「久しぶりに連絡取ってみる」っていうのも意外とアリだと思うけどね。
南帆子：ありだけどね。
のすり：私さ、体調を崩した相手が「でもまた行きましょう」って言って来たら、イケると思うんだけど。
南帆子：相手から「この前はごめんなさい、また行きましょう」って来たら？
のすり：とか、「体調大丈夫ですか？ またお食事行きませんか？」って誘って「もう大丈夫です、行きましょう」ってなったら、そのタイミングなんじゃないかって思う。
南帆子：ふうん。
のすり：ていうか、帰り送ってるんだよね。
南帆子：自宅側の駅まで。
のすり：いや、いくとしたら次じゃない？ 誘ってみて、あっちがＯＫしたら。言うタイミングとしてはそこじゃないか？
南帆子：文面だけ見るとね。お二人の距離感とかが分からないから実際あれだけど。ひとつ言えるのは、女は男からのきっかけを待ってることが多いってことですね。
のすり：多いねー。
南帆子：まあ強引なのはね、良くないけどね、結構タイミングを待ってるんじゃないかな。LINEもさ、返信が遅い方なんでしょ？ その女性は。ってことは自分から発信するのがやっぱり苦手なんじゃないの？
のすり：うんそうかも。この、毎日LINEをしている人の存在も気になるところですけど。でも正直ね、付き合うきっかけってなんでも良いと思うわけ。その後だよね。続くか続かないか。とりあえず、もしまだその方に好意があるんだったら、一回当たってみて付き合うって段階までいって欲しいなって。で、その後どうするかはあなた次第です。
南帆子：(笑)
のすり：本当にそこの方が大事。
南帆子：そうねー。言って鐸木さんも二年以上続いたことないもんね？
のすり：ないね……(笑) 今更新せんと、頑張ってるところですけどね。
南帆子：頑張ってください。
のすり：大丈夫かな。参考になったかな。
南帆子：解決したかどうかは分かりませんが。
のすり：とりあえず、また何か進展あったら、ご一報ください。
南帆子：お待ちしてまーす。
＊おはぎ好き（粒あん派）さん、お便りありがとうございました＊
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